都市と企業ネットワークを結ぶAIビジネスの抽象ビジュアル
NAW / BUSINESS 05

IMAGE: AI生成ビジュアル

BUSINESS / Arena

ArenaがシリーズBで2億ドル調達、評価額31億ドル — 実利用のアライメント測る「Alignment Index」も公開

AI評価プラットフォームのArenaは2026年10月8日、LightspeedとKhosla共同主導で2億ドルのシリーズBを調達し評価額31億ドルになったと発表した。年換算収益1億ドル超も公表し、エージェントの実利用での振る舞いを測る「Arena Alignment Index」のプレビューも同時公開した。

AI評価プラットフォームのArena(LMArenaの運営元)は2026年10月8日、2億ドルのシリーズBを評価額31億ドルで調達したと発表した。Lightspeed Venture PartnersとKhosla Venturesが共同主導し、Salesforce Ventures、01 Advisors、Dell Technologies Capital、Endeavor Catalystが新規参加、a16z、Felicis、AMP PBC、QuantumLight、The House Fundなどの既存投資家も参加した。同時に、フロンティアAIモデルの実利用での振る舞いを測る「Arena Alignment Index」のプレビューも公開した。以下は公式発表の内容整理である。

シリーズB — 評価額31億ドル、年換算収益1億ドル超

  • 調達内容: 2億ドルのシリーズB、評価額31億ドル。2026年1月のシリーズA(1.5億ドル調達を公表済み)から約10か月での調達となる。
  • 収益と規模の公表値: 年換算収益(annualized revenue)1億ドル超を公表した。Agent Arenaは公開から5か月足らずで700万セッション、全プラットフォームで3.5億セッション、テキスト・画像・コード・検索・動画などの modality 横断で6200万投票、月間数千万訪問者・150か国超、1000超の新規モデル評価、37.5万データポイントのオープンソース化を挙げている。
  • 調達の趣旨: AIが強力になるほど、能力だけでなく「信頼して実利用できるか」を測る独立したデータ駆動の評価が必要だとして、実利用の信号に基づく測定を続ける方針を示している。

Arena Alignment Index — 実利用の軌跡で検証する3信号

  • 狙い: エージェントがコードを書き、分析し、利用者に代わって行動する時代に、「何をしたか・何をしたと言ったか」を信頼できるかが差し迫った問いだとして、能力リーダーボードと相補的なアライメントの実利用信号を提供する。
  • 開始時の3信号: いずれも実際のエージェント軌跡と実利用に対して検証できるものに絞っている。(1) Unauthorized Action(UA、利用者の指示を超えた行動)、(2) False Attribution(FA、利用者提供の証拠に反する発言・意図・事実の利用者への帰属)、(3) Deceptive Completion(DC、未完了の作業を完了と偽って伝える欺瞞的完了)。定義はOpenAIやAnthropicのシステムカードの定義に着想を得たものとし、独立評価として使える設計としている。
  • 初期結果: プレビューでは20超のフロンティアモデルの手法と初期結果を公開した。関連記事の紹介では27モデル・9万件の実利用エージェントセッションでの比較としている。信号ごとに追加更新していく方針で、静的ベンチマークがテスト認識で崩れる問題に対し、実利用の観測を基盤に据えている。
  • 手法の系譜: 人の好み評価から、好みと正しさの乖離を受けて事実性測定へ、そしてAgent Arenaの因果推論手法による実利用の能力測定へと進化してきた延長と位置づけている。

出典