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Google「ADK for Python」v2.11.0公開 — 実行キャンセル・ツール承認・他モデル相談とSQLiteメモリ内蔵

Googleのエージェント開発キットADK for Pythonがv2.11.0を公開した。実行のグレースフルな中断(abort_signal)、ワークフロー内のツール実行前承認、別モデルに相談するModelConsultTool、SQLiteベースの内蔵メモリサービスが柱。開発UI設定の提供方式に破壊的変更がある。

Googleのエージェント開発キット「Agent Development Kit(ADK)for Python」が、バージョン2.11.0を公開した。2026年10月1日付け(10月2日UTCにGitHubでリリース)の安定版で、柱は実行キャンセル、ツール承認、他モデルへの相談機能、SQLiteメモリサービスだ。以下はリリースノートで確認できる範囲の整理である。

ハイライト — 中断・承認・相談・記憶

  • 実行キャンセル: Runner、Workflow、各ノードにabort_signalを渡して実行を正常に中断できる。/run_sseはクライアント切断時に実行をキャンセルするよう結線された。
  • ワークフロー内のツール承認: ツールノードがユーザー承認のためにRequestInputで一時停止するようになり、LlmAgentと同様に実行前確認ができる。従来のようにエラーを下流へ流さない。
  • ModelConsultTool: タスクの途中で別のモデルに相談するツールで、ターン単位とセッション単位の予算上限付きで利用する。
  • SQLiteメモリサービス: エージェントの記憶をローカルのSQLiteデータベースに保持する内蔵サービスで、sqlite://形式のメモリサービスURIで選択する。
  • MCP SDK 2.x: 新世代プロトコルでMCPサーバーに接続するオプトイン経路を追加した。

破壊的変更 — 開発UIのランタイム設定はサーバー提供に

  • 開発UI設定の提供方式: Webサーバーが/dev-ui/assets/config/runtime-config.jsonをリクエストごとに提供する方式に変更され、インストール済みパッケージ内へのruntime-config.json書き込みは行わなくなった。当該ファイルを編集・参照していた場合は、--logo-textと--logo-image-urlでロゴを設定し、設定はサーバーから取得する。

その他の機能

  • BigQuery: CMEKが必須の環境でのBigQueryツール実行に対応した。
  • プラグイン: 任意適用のToolCallIntegrityPluginを追加した。
  • テレメトリと追跡: コールバック由来の応答スパンへの印付け、スキルテレメトリのスパン属性の実験的扱いからの移行が含まれる。
  • サーバー系: アバター設定とLLM呼び出し上限のサーバーコマンド対応、GCPメタデータからのVertexプロジェクト既定値、 groundingメタデータの伝搬などが含まれる。

出典