NAW / GOVERNANCE 07
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米国防総省、AI採点・非接触センシングの「Polygraph Next」に2027年度642.1万ドルを要求 — DCSA予算要求書で判明
米国防総省の国防対諜報・安全保障庁(DCSA)は2027会計年度の研究開発予算要求書で、信用性評価技術の近代化計画「Polygraph Next」に642.1万ドルを計上した。非接触センシングとAI・機械学習による自動採点を組み合わせ、要員審査と内部脅威検知の効率化を目指す内容で、ARLISやオークリッジ国立研究所らとの連携も記されている。
米国防総省の国防対諜報・安全保障庁(DCSA)は、2027会計年度の研究・開発・試験・評価(RDT&E)予算要求書の中で、信用性評価技術の近代化計画「Polygraph Next」(Polygraph+)に642.1万ドルを計上した。血圧や脈拍、発汗といった従来のポリグラフ指標を超え、非接触センシングとAI・機械学習による自動採点を組み合わせて要員審査と内部脅威検知の効率化を図る内容だ。以下は同要求書の記載の整理であり、計画の成否や技術の有効性の評価ではない。
予算の位置づけ — PE 0305146V・Project 007に642.1万ドル
- 計上箇所: プログラム要素(PE)0305146V「Defense Joint Counterintelligence Activities」のProject 007「Polygraph Next」に、2027年度として642.1万ドル(表記は6.421(百万ドル単位))が計上されている。文書の日付は2026年4月。
- 推移: 同表によると2025年度は0.000、2026年度は「-」(計上なしの表記)で、2027年度からの新規計上という形になっている。製品開発(Product Development)の費用分析表でも2027年度の基本分(Base)642.1万ドル、完了までの費用は「継続(Continuing)」と記載されている。
- 性格: 要求書は同計画を、連邦のポリグラフと信用性評価技術を近代化し、正確性・信頼性・可用性・追跡可能性を高める「変革的な取り組み」と説明している。
技術の中身 — 非接触センシングとAI・ML採点
- 柱: 独立した検証研究、実地試験、試作評価を通じて、スタンドオフ・センシング(非接触での生理学的モニタリング)、自動採点、意思決定支援を前進させるとしている。
- 狙い: 非接触センシングでセンサー装着のばらつきを減らし、ワークフローを合理化して、より迅速で正確な評価を可能にすると説明している。人的誤りの最小化、事例間の追跡可能性の向上、意思決定の改善も掲げている。
- 用途: クリアランス保持者の審査や、機微情報の保護に関わる内部脅威の検知を挙げている。中央集権的なデータ保存と分析機能の開発も計画に含まれる。
- 体制: 応用研究機関のARLIS(Applied Research Lab for Intelligence and Security)やオークリッジ国立研究所(ORNL)、産業界のリーダーとの連携で、検証済みのツールと手法を提供するとしている。
2027年度の実施計画 — 省庁横断パイロットとクラウド基盤
- 計画: 生産規模を拡大し、省庁横断のポリグラフプログラムとの運用パイロットを実施して、幅広いポリグラフ検査形式での性能を確認するとしている。
- 基盤整備: クラウドベースのストレージとデータ分析ツール群の開発に着手し、ソフトウェアの改良、ギャップへの対処、新たな診断特徴の研究に充てるとしている。
- 増額理由: 2026年度から2027年度への増額説明として、将来能力の開発と、クラウド基盤・分析ツールの継続・拡張を挙げている。