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LGとNVIDIA、ヒューマノイド共同開発でMOU締結 — Isaac GR00T+Jetson Thor搭載、2027年Q1公開へ
LGは2026年8月13日、NVIDIA Isaac GR00TとJetson Thorを採用した次世代二足歩行ヒューマノイドの開発を発表。2027年第1四半期の公開を目標に、AIファクトリー(Vera Rubin、80MW)とAI定義車両(DRIVE Hyperion)を含む3分野で協業を拡大する。
LGは2026年8月13日、NVIDIA Isaac GR00Tを採用した次世代二足歩行ヒューマノイドロボットを開発していると発表した。同日、米カリフォルニア州サンタクララのNVIDIA本社で、LG Corp会長兼CEOの具光謨氏とNVIDIA創業者兼CEOのJensen Huang氏が出席してMOU(覚書)を締結し、ロボティクス・AIファクトリー・モビリティの3分野で「戦略的な青写真から本格的な実行フェーズへ」移行する方針を明らかにした。
ヒューマノイド: Isaac GR00T+Jetson Thor、2027年Q1公開へ
LGは次世代二足歩行ヒューマノイドを開発中で、2027年第1四半期の一般公開を目標としている。ロボットはNVIDIA Jetson Thorをオンボードのコンピューティング・推論・制御に使い、オープンなヒューマノイド基盤モデル「NVIDIA Isaac GR00T」と、ロボティクス向けのフルスタック安全システム「NVIDIA Halos for Robotics」を組み合わせて構築する。
- 公開目標: 2027年第1四半期(LG発表)
- オンボード: NVIDIA Jetson Thor(推論・制御)
- モデル・安全: Isaac GR00T(オープン基盤モデル)+ Halos for Robotics
- LG側はLG Electronics、LG Innotek(アクチュエータ・センサー)、LG Energy Solution(バッテリー)の「One LG」能力を結集
- 年内に車輪型ロボット「LG CLOiD」をLG Electronicsのテネシー州洗濯機工場へ投入し、実生産環境で検証する計画
ロボットデータ基盤とAIファクトリー
ロボットの学習データ面では、LG CNSのロボットデータプラットフォーム「PhysicalWorks」を軸に、現場でのデータ収集・合成データ生成・トレーニング・検証を一貫して行う「物理AIデータファクトリー」を構築する。LGは自社のロボット基盤モデル(RFM)開発を続けながら、Isaac GR00Tも積極活用する方針だ。また、AIファクトリー分野ではNVIDIA DSX AIファクトリーアーキテクチャを採用し、段階的に大型施設を計画している。
- 2027年上半期: NVIDIA Vera Rubin搭載のAIファクトリー参照サイトを構築
- 2028年上半期まで: 韓国・天安(Cheonan)に80MW規模の「LG AIファクトリー」を建設し、物理AIとロボット基盤モデルを推進
- 参照サイトの成果を基に、設計・建設・運用まで含む「One LG」ターンキー型AIファクトリーソリューションをグローバル大手顧客向けに展開する計画
モビリティ: DRIVE HyperionベースのAI定義車両
モビリティ分野では、NVIDIA DRIVE Hyperionを基盤とし、LGの車載インフォテインメント(IVI)と自動車ソフトウェアの能力を統合した、次世代AI定義車両(AIDV)向けの高性能コンピューティング(HPC)プラットフォームを開発する。NVIDIAのAIベース自動運転技術と車両コンピューティングプラットフォームを活用し、IVI中心だったLGの車両部品事業を自動運転領域へ拡張する狙いだ。
- AIDV向けHPCプラットフォームをNVIDIA DRIVE Hyperionで構築
- LGのIVI技術と自動運転機能、車内AIサービスを統合した次世代自動車ソリューションをグローバルOEMに提供
- 両社は技術・ビジネス専門家による共同タスクフォース(TF)を設置し、R&D・サイト検証・事業化を推進
なお、今回の発表に含まれるベンチマーク数値や性能の独立評価はなく、ロボットの仕様・スケジュールはすべてLGの計画値・目標値である点に留意が必要だ。
出典: LG公式プレスリリース「LG to Unveil Its Next-Gen Humanoid Robot, Built on NVIDIA Isaac GR00T」(2026-08-15確認)