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ノルウェー政府、AIグラスの一時使用禁止を提案 — 学校・医療施設など特定場所が対象

ノルウェー政府は2026年10月、カメラ付きAIグラスを学校や医療施設などの特定の公共空間で一時的に禁止する法案の提出方針を公表した。周囲に気づかれず撮影・録音できるウェアラブルへの恒久的な国内規制を検討する専門家グループの設置とセットの措置だ。

ノルウェー政府は2026年10月、カメラ付きAIグラス(KI-briller)を一部の公共空間で一時的に使用禁止とする法案を国会に提出する方針を公表した。同時に恒久的な国内規制のあり方を提言する専門家グループを設置する。政府の公式プレスリリースで公表された措置で、主要国では初めての本格的なAIグラス規制の動きとして報じられている。本稿は政府発表と複数報道の一致する範囲に限定して整理する。

提案の内容 — 一時禁止と恒久規制の二段構え

  • 一時禁止: AIグラスの使用を一部の公共空間で一時的に禁止する法案を、可能な限り速やかに国会へ提出する方針。デジタル化担当大臣が「一時禁止の作業は優先度が高い」と述べていると報じられている
  • 恒久規制の検討: 並行して専門家グループを設置し、カメラとAI機能を備えたグラス・イヤホン等の恒久的な国内規制案を提言させる。政府は提言を受けて規制案を検討し、公聴会(ヒアリング)にかけるとしている
  • 背景・理由: 周囲の人に気づかれないまま写真撮影・動画記録・録音ができることへの懸念が理由。プライバシーの保護と子どもの安全が重視されている

対象場所と例外

  • 禁止の中心: プライバシーへの期待が高い場所や子どもが集まる場所が中心で、報道によれば学校、幼稚園、遊び場、青少年クラブ、医療施設、ジムの更衣室などが挙がっている
  • 検討中の広範な場所: ビーチ、公園、博物館、ショッピングセンター、コンサート、スポーツ会場などの公共空間も対象の検討範囲と報じられている。具体的な機器の定義(カメラ+録音付きか、カメラ+AI機能か等)は専門家グループの検討事項とされている
  • 対象外・例外: 自宅など私的な利用は禁止の対象外。脆弱な立場の人々向けの例外や、リアルタイム翻訳・ナビ支援など社会的に有益な用途の保護も盛り込む方針と報じられている

位置づけと注意点

  • 国際的な文脈: 英国では映画館・パブ・飲食店が海賊版・プライバシー懸念から独自に制限し、オランダでは小売が規制指針待ちで販売を一時停止するなど、各国で対応がばらついていることが報じられている。一方で米カリフォルニア州では隠し撮り的な記録を罰する法案が州知事の拒否権で成立しなかったとも伝えられており、世界的な足並みはそろっていない
  • 注意点: 本記事の詳細(具体的な場所の一覧や例外の範囲)は政府プレスリリースの要旨と複数報道の一致範囲に基づくもので、法案の条文はまだ提出されていない。最終的な禁止範囲・機器の定義・罰則は国会審議と専門家グループの提言を待つ必要がある

出典