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OpenAI、AI教育団体「CodeAI」(旧Code.org)と教育提携を発表 — AIリテラシー育成の5つのプログラムを1年間で展開
OpenAIは2026年8月18日(現地時間)、AIリテラシー教育に取り組む非営利団体CodeAI(旧Code.org)との「signature partnership(最重要提携)」を発表した。同日ローンチした13〜17歳向けの「ChatGPT for Teens」と連動し、生徒と教員にAIを理解・活用するためのツールとリソースを提供する。共同諮問委員会の設置、Hour of AI、高校生向けBuilders Challenge、無料講座AI Foundationsへの専門家助言、Career Journeysの5つのプログラムを柱とする。
OpenAIは2026年8月18日(現地時間)、AIリテラシー教育に取り組む非営利団体CodeAI(旧Code.org)との「signature partnership(最重要提携)」を発表した。同日にローンチした13〜17歳向けの「ChatGPT for Teens」と連動する形で、生徒と教育者がAIを批判的に理解し、責任を持って活用するためのツールやリソースを提供する。発表内容はOpenAI公式ブログで公開されている。
「使う」と「理解する」のギャップ
OpenAIは今回の発表で、生徒のAI「利用」と「理解」の間に大きな隔たりがあると指摘する。
- 米国の高校長のうち、「全生徒がAIを技術的に理解するための学習を受けている」と回答したのはわずか16%(OpenAIブログが全米教育統計センターNCESの調査として引用)
- CodeAIがYouGovに委託した調査では、**高校生の75%**が「将来、AIを理解することの重要性は現在より高まる」と回答(CodeAIが2026年6月2日に公表したリリースより。全国代表サンプルの高校生666人を対象に2025年9月〜2026年2月実施)
- 同じCodeAIのリリースによれば、正式なAI教育スタンダードを策定している州は4州のみで、卒業要件にAI・コンピューターサイエンス講座を課す州も14州にとどまる
提携の内容 — 5つのプログラム
今後1年間、OpenAIとCodeAIは以下の具体的なプログラムに取り組む。
- 共同諮問委員会(joint advisory council): 児童発達・青少年政策・学習科学の専門家・リーダーを集め、新興リスクや責任あるAI慣行、進化する教育ニーズについて継続的に助言。その知見をChatGPT for Teensの今後の開発に反映する
- Hour of AI: CodeAI(旧Code.org)が主催する世界的なAI学習イベント「Hour of AI」を通じ、数百万人の生徒にAIを思慮深く責任を持って使う基礎を紹介する。CodeAI発表では2025年6月以降の参加者は3,300万人超(CodeAI公称値・2026年6月時点)
- Builders Challenge: 初開催となるチャレンジで、高校生がAIを使って創作。OpenAIチームメンバーからのメンタリングを受け、支援する教師とともに全国ステージで成果を発表できる機会を提供する
- AI Foundations: CodeAIが提供する無料の1年制高校講座に対し、OpenAIのAIシステム・安全性・責任ある利用の専門家が開発面で助言。CodeAI発表では受講者は7.5万人超(2026年6月時点・CodeAI公称値)
- Career Journeys: OpenAIの研究者・エンジニア・リーダーが、AIとどのように向き合いながら働いているかを生徒に直接伝えるキャリア講話
関係者のコメントと位置づけ
- OpenAIの児童発達責任者(Head of Child Development)のDr. Allison Mishkin氏は「ゴールは単に多くの生徒にAIを使わせることではなく、より良い質問ができるようになり、得られた回答を批判的に考え、これらのツールを責任を持って使う力を育てること」とコメントした
- CodeAIのCEO Karim Meghji氏は「すべての生徒がAIが実際にどう動くかを知り、技術に疑問を投げかけ、その間違いを見抜き、いつ信頼するのをやめるべきかを判断できるようにすべきだ」と述べた
- CodeAIはAI・コンピューターサイエンス教育に取り組む非営利団体で、2026年6月にCode.orgから改名した。YouGov調査の実施やHour of AIの運営実績を持ち、190カ国・1.5億人超の生徒に届けてきたとする(いずれもCodeAI発表・2026年6月時点)
- 今回の提携は、OpenAIの既存の教育施策(K-12向けのChatGPT for Teachers、全米教員連盟AFTとのAIスキル構築の取り組み)の延長線上にあり、「技術を囲む教育」に焦点を当てたものだと説明されている
- 1年間のプログラムを通じ、生徒がAIの出力を額面通りに受け取らず、教師や家族など周囲の信頼できる人々の助言を補完する形でAIを使えるようにすることを目指す
出典: OpenAI「Partnering with CodeAI to prepare the first AI generation」(2026-08-18)、OpenAI「Introducing ChatGPT for Teens: Built for learning, backed by protections」(2026-08-18)、CodeAI発表(PR Newswire)「New Data: Students Know AI Will Define Their Future. Now They Need The Tools To Understand It.」(2026-06-02)、全米教育統計センター(NCES)Schools and Staffing Survey(OpenAIブログが引用)