RESEARCH / 04
コンテキスト圧縮でユーザー指示が平均83%消失 — Penn Stateが「Lost in Compaction」で実測、90%超を保持する抽出器も提案(arXiv)
arXiv:2608.11242。ペンシルベニア州立大学のZhiqi Wang氏らが、LLMシステムがコンテキストを圧縮(コンパクション)する際に「セッション制約(Session Constraints, SC)」が消失する問題を定量化した研究。3つの長期コンテキストシナリオ(マルチターンチャット・エージェント軌跡・長時間研究)で12種のコンパクタを評価した結果、注入したSCの平均保持率は17%で、多くのケースで圧縮なしより悪化した。SC認識抽出器(Qwen3.5-9Bベース)をコンパクタと並置するだけで全シナリオで90%超の保持率を記録した。評価スイートと実装はGitHubで公開。