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HPE、AMD Helios AIラックの初受注を発表 — Vultrが12億ドルで米データセンターに導入
HPEは2026年9月30日、Vultrから12億ドルの受注を獲得し、新型AMD Helios AI Rack by HPEシステムを米国内のクラウドデータセンターに納入すると発表した。Helios採用の第1号案件で、HPE Networkingのスケールアップスイッチと直冷式ラックスケール設計を組み合わせた構成になる。
HPEは2026年9月30日(米国時間)、Vultrから12億ドルの受注を獲得し、新型の「AMD Helios AI Rack by HPE」システムをVultrの米国クラウドデータセンターに納入すると発表した。HPEにとってHeliosシステムの初受注となる。学習・推論ワークロード向けの需要に応えるため、HPEとAMDが導入を支援するという。
受注の概要 — 12億ドル、米国内データセンターに展開
- 発注元と金額: Vultr(世界最大の非公開クラウドインフラ企業と発表文が説明)から12億ドルの受注。
- 納入先: Vultrの米国内クラウドデータセンター。サービス事業者・企業向けのモデル学習と推論需要に対応する。
- 位置づけ: 新型AMD HeliosシステムとしてHPE初の受注。HPE Networkingの専用スケールアップスイッチとソフトウェアを搭載する構成が特徴。
- 背景: VultrとJuniper Networks(現HPE傘下)の約3年の協業の延長線上にあると発表文は説明している。
システム構成 — MI455X 72基のラックスケール設計
- ラック構成: 1ラックにAMD Instinct MI455X GPU 72基、AMD EPYC Venice CPU、AMD Pensando Vulcano AI NIC、ROCmソフトウェアを統合。1兆パラメータ級モデルの学習と大規模推論向けの高密度設計と位置づけられている。
- ファブリック: UALink over Ethernet(UALoE)などオープンで相互運用可能なラックスケールファブリックをサポート。
- 冷却・保守: 直接液冷(ダイレクト液冷)、電力・冷却・保守性に最適化した統合設計と説明されている。
- ポートフォリオ: HPE AI Data Center Solutionsの一部で、オープン標準ベースの本番対応インフラスタックと位置づけられている。
事業上の意味と注意点
- HPEの狙い: CEOのAntonio Neri氏は、AIが史上最大のインフラ拡張を牽引しており、AMD・Vultrとともに次の段階の加速に向けたオープンな基盤を構築すると述べている。
- Vultrの狙い: 高性能AIインフラの需要が供給能力を上回り続けており、Heliosのラックスケール計算とスケールアップネットワークを顧客向けに早期に立ち上げる、と発表文は伝えている。
- 注意: 納入時期・ラック数・稼働開始時期などは今回の発表文の要旨範囲では確認できていない。投資判断に使う場合は決算開示などでの続報を確認する必要がある。