開発ツールのワークフローが立体的につながる抽象ビジュアル
NAW / PRODUCTS 03

IMAGE: AI生成ビジュアル

PRODUCTS / PRODUCTS

Slack、エージェントとチームが共作する「Slack Code」を公開 — 専用チャンネルで差分とライブプレビューを共有

Slackは2026年8月20日、AIエージェントとチームが同じチャンネルで計画・実装・レビューを進める「Slack Code」を公開した。エージェントをメンションするとタスク専用のcode channelが自動生成され、コード差分やライブHTMLプレビューをその場で共有、完了後は自動アーカイブされる。Anthropic ClaudeやCognition Devin、GitHub Copilot、Vercelと連携し、ChatGPT対応も近日提供。70%超のcode channelが1日以内に生成からマージまで完結したとする。

Slackは2026年8月20日、AIエージェントとチームが同じチャンネルで計画・実装・レビューを進める新機能「Slack Code」を公開した。これまでエージェントは個人のプライベートなタブで単独実行され、チームは事後的に結果を知るだけだった。Slack Codeはタスクごとに専用のcode channelを自動生成し、コード差分やライブHTMLプレビューをその場で共有、完了後は自動でアーカイブして監査ログとして残す。Anthropic Claude、Cognition Devin、GitHub Copilot、Vercelとの連携で本日から利用でき、OpenAI ChatGPTは近日対応としている。

Slack Code — エージェントとチームが同じcode channelで共作する開発体験 出典: Slack Code: Where Your Team and Agents Build Together — Slack (2026-08-20)

*動画出典: [Slack Code — Where Your Team and Agents Build Together (YouTube)](https://www.youtube.com/watch?v=JAaL94e-rgA)*

Slack Codeとは — タスク専用チャンネルでエージェントと共作

  • 専用チャンネルが自動生成: プロジェクトのチャンネルでエージェントをメンションすると、そのタスク専用のcode channelが立ち上がる。チーム全員に可視で、作業完了後は自動でアーカイブされるが検索可能で監査ログとして残る
  • コードをその場で確認: コード差分(code diffs)やライブプレビューがチャンネル内に直接表示される。長大なテキストの羅列ではなく、差分と実行結果を見ながら、バグの指摘や制約の付与、途中での方向転換が可能
  • 権限と統制はSlackを継承: Slackの既存の権限と管理者統制をそのまま継承するため、IT側で新たな設定や監査の仕組みを追加する必要はないとしている。高リスクな変更はチャンネル内で人による承認を挟むこともできる
  • 背景にある課題: Slackは、エージェント実行を標準チャンネルのスレッドに押し込むと窮屈でノイズが増え、逆にプライベートなブラウザタブに retreat すると「オープンに共作する」というSlackの前提が崩れると説明する。Slack Codeはエージェントに「テーブルの席」を与える発想で設計された

パートナー連携 — Claude / Devin / Copilot / Vercelが対応

  • Anthropic Claude: Claude Tagがcode channelを呼び出し、元スレッドの要約機能で進捗を俯瞰しつつ、必要に応じて人が介入してClaudeと共に変更を ship する
  • Cognition Devin: 会話の中でバグが指摘されるとDevinが修正して動作するプレビューを返す。チケットやキューを経由せず、同日中の修正を可能にするとしている
  • GitHub Copilot: 非エンジニアが自然言語で課題を記述し、エージェントが修正案をドラフト、エンジニアがレビューする流れを会話の中で完結させる。コードレビューを遅延のない協働に変えると位置づける
  • Vercel: 変更が ship されるとライブプレビューを即時起動し、共有リンクをスレッドに投稿。ユーザーに届く前にチームで実結果を確認できる
  • 使い方: SlackでClaude、Devin、GitHub Copilot、ChatGPT(近日)、Vercelをメンションすることでcode channelが立ち上がる

なぜ作ったか — 社内では70%が1日で生成からマージまで完結

  • 社内での効果: Slack自身のエンジニア組織での利用では、70%超のcode channelが1日以内に生成からマージされたPRまで完結したという。レビューに必要なコンテキストが減り、エンジニアのブロック解除が早まったとしている(いずれもSlackの社内計測による公称値)
  • バグ修正の即時化: あるエンジニアは、以前は後回しにされていたバグ報告や小さなUI修正を、作業中の会話の隣で即時に片付けて本流に戻れるようになったと述べている
  • Agents & Toolsタブ: Slackは今後、スレッドやDM、code channelを横断するAgents & Toolsタブをエージェント作業のハブとして整備し、DMでのエージェント対話の自然化や推論表示の改善も進めるとしている

位置づけと今後 — エンジニアリングから全業務へ

  • まずはエンジニアリングから: Slackは「最も身近で日々向き合う仕事」としてエンジニアリングを起点にしたが、同じ協働モデルをマーケティング、法務の契約レビュー、ITオンボーディングなど全業務へ拡張する構想を示した
  • 提供状況: Claude、Devin、GitHub Copilot、Vercelの連携は本日提供開始、ChatGPTは近日提供。プロジェクトチャンネルでエージェントをメンションすることで利用できる
  • 留意点: 本記事の数値や提供範囲は一次情報(Slack公式ブログ、2026-08-20)に基づく。実際の効果はチーム構成、連携エージェント、リポジトリ規模、権限設定により変動する

出典: