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Modularのプログラミング言語「Mojo」,Apache 2.0で正式にオープンソース化 — コンパイラとツールチェーンを完全公開
Modularは2026年8月18日、AI時代のシステム言語「Mojo」をApache 2.0ライセンス(LLVM例外付き)で完全オープンソース化した。コンパイラ本体とツールチェーンのソースコードをGitHubのmodular/modularリポジトリで公開。先週1.0到達(ソース安定化)を経て、開発4年間でクローズドだったコンパイラを公開する。コンパイラへのコントリビューション受付は年内開始予定。
Modularは2026年8月18日、AI計算(GPU・AIアクセラレータ)向けに設計したシステムプログラミング言語**「Mojo」を、Apache 2.0ライセンス(LLVM例外付き)で完全オープンソース化した**と発表した。Mojoコンパイラ本体とツールチェーンのソースコードをGitHubの modular/modular リポジトリで公開している。2023年5月からオープンソース化を予告してきたMojoの、コンパイラ段階までの全面公開となる。
Mojoとは何か — 「Pythonの親しみやすさ」と「システム言語の性能」
- MojoはModularが開発する、GPU・AIアクセラレータなどを活用するための汎用システム言語。Pythonに似た構文と、Rust由来の静的型付け・ボローチェッカーを備える
- 目的は「Pythonの生産性」と「C/C++・Rust級の性能」を両立し、AI計算を高速に実行できること。Mojoで書いたコードはGPUなどの並列計算資源を直接扱える
- Modularはこの4年間、**「オープンなコミュニティだがクローズドなコンパイラ」**という体制でMojoを開発してきた。標準ライブラリは2024年から公開済みで、カーネルコード(数十万行)やツールも順次オープンソース化していた
何が公開されたか — コンパイラとツールチェーンの全面公開
- 今回の発表では、Mojoコンパイラ本体・ツール、および言語を構築するために必要なすべてのソースコードを公開している
- ライセンスはApache 2.0(LLVM例外付き)。LLVM例外により、Mojoからコンパイルしたバイナリを配布する際の自由度が拡がるとしている
- ビルドはBazelベース。ソースからコンパイラを構築しMojoファイルを実行する例として、
./bazelw run --config=build-mojo KGEN:mojo -- run hello.mojoが示されている - 標準ライブラリを編集してテストを回す場合も、
./bazelw test --config=build-mojo mojo/stdlib/test/...で全スイートを実行できる
コミュニティ体制と今後の見通し
- Modularは「小規模で緊密な設計チームが言語の核を見つける」方針を維持したいとして、コンパイラ・ツールへのコントリビューション受け入れはまだ行わないと明言している
- 2026年末までにコンパイラとツールへのコントリビューション受け入れを開始する予定
- 今回のオープンソース化は、2026年7月のQualcommによるModular買収完了を受けた動きとしても注目される。ModCon 2026(8月18日)を「Open source, open cloud, open silicon」と題し、同じ日に開催している
受け止め
- Mojoは2023年5月以来、オープンソース化を約束してきたが、今回コンパイラまですべてのソースが公開されたことで、言語としての検証・貢献の道が開けた
- 一方で、コンパイラ本体へのコントリビューションはまだ受け付けておらず、当面は閲覧・ビルド・標準ライブラリへの貢献に限られる
- 公開された内容はModularの公式発表に基づくもので、実際のビルド可否・ローカル環境での動作検証は今後ユーザー側で確認する必要がある
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