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Firefox、AIブラウジング「Smart Window」を拡張 — Exa提携で最新Web情報と出典提示を追加
Mozillaは2026年8月18日、FirefoxのAI搭載ブラウジング体験「Smart Window」の新機能を発表した。検索APIプロバイダーExaとの提携により、AIチャット回答に最新のWeb情報を反映し、出典リンクを回答内に提示できるようになる。関連タブの自動グループ化や履歴ページのビジュアルプレビューも追加された。
Mozillaは2026年8月18日、FirefoxのAI搭載ブラウジング体験**「Smart Window」に新機能を追加したと公式ブログで発表した。検索APIプロバイダーのExaとの提携により、AIチャット回答に最新のWeb情報を反映し、回答内に出典を提示**できるようになるほか、タブ整理や履歴の再発見を支援する機能が加わる。
Smart Windowは、2025年11月に「AI Window」という初期コンセプトとして公開された、Firefoxのプライバシー優先のAIブラウジング体験。開いているタブや閲覧履歴などユーザーが共有を選んだ文脈をAIが活用し、複数のタブ・検索・時間をまたいで一つのタスクを進められるようにすることを目指している。
新機能の内容 — Exa提携で最新情報と出典を提示
- 回答中に最新のWeb情報を取得: Exaとの新たな提携により、Smart Windowはタスクの途中で質問した際、AIが現在のWeb情報を取得して回答できるようになった
- 出典の明示: 回答の根拠となったソースを回答内に表示。別の検索結果ページへ移動する必要がなく、作業の流れを途切れさせずに済むとしている
- 従来の回答は静止したモデル知識に頼る部分があり、最新情報への対応と出典の透明性はAIブラウジングの論点だった。Exa提携はこの回答を「確かめる手段」を提供する形だ
タスクをまたぐ支援 — タブ整理と履歴の再発見
- 関連タブのグループ化: Smart Windowが関連するタブのグループを提案し、開いているタブの整理と、後で戻ってくるときの手がかりを提供する
- 重複タブの検出・解消: 重複したタブを検出し、クリック一つで閉じられるようにした
- 履歴ページのビジュアルプレビュー: 「そのページが何と呼ばれていたか覚えていないが、見たことは覚えている」といった場合に、ブラウジング履歴のページを視覚的なプレビューで表示し、該当ページを探しやすくした
設計思想と今後の展開
- MozillaのFirefox責任者アジット・ヴァーマ氏は、ブラウザはすでに「タブ内の調査、訪れたページ、途中で見つけたもの」という多くの文脈を持っており、Smart Windowは「その文脈をより役立てる方法を模索しつつ、ユーザーの制御を保つ」ものだと説明している
- 基本原則は選択(choice)・プライバシー・透明性。Smart Windowはオプション機能で、いつ使うか・どのブラウジング文脈を共有するか・どのAIモデルを使うかをユーザーが選べる
- Firefoxの「AI Controls」でSmart Windowを一括管理でき、完全にオフにすることも可能
- 今後は、離れたタスクに戻ったときの「最近のブラウジングの経路」提示や、オンラインフォームへの情報自動入力なども検討されている
- Smart Windowは引き続きベータ版で、現時点では米国・カナダの英語ユーザー向けに提供されている
位置づけと注視点
- Smart Windowは、ブラウザが持つ閲覧文脈(タブ・履歴)をAIの入力として活用する点で他社のAIアシスタントと異なり、「タスクを完遂する(finish what you start)」ことに重点を置く
- 一方で、閲覧履歴やタブをAI処理に提供する設計はプライバシー面の論点をはらむ。Mozillaは「ユーザーが共有を選んだ文脈だけを使う」「オフにできる」としつつ、その透明性と実効性が採用判断のポイントになる
- Exaとの提携内容(利用料・データの扱い・検索範囲)については、別途公開された提携解説記事が補足を提供している
出典: