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DeepSeek、API料金をピーク/オフピーク制に改定 — ピーク時は最大約12倍、オフピークは半額(8月16日施行)

DeepSeekは2026年8月16日16:00(UTC)から、V4系APIの料金を時間帯別(ピーク/オフピーク)制に改定した。ピーク時間帯(01:00〜04:00・06:00〜10:00 UTC)の料金はオフピークの2倍で、改定前の料金表と比較すると、V4-Proのキャッシュヒット入力で最大約12倍、出力はV4-Flashで約4.7倍に達する。

DeepSeekは2026年8月16日16:00(UTC)、V4系APIの料金体系をピーク/オフピーク制へ改定した。ピーク時間帯の料金はオフピークの2倍に設定され、改定前の料金表と比較すると、ピーク時の入力(キャッシュヒット)料金はV4-Flashで約5倍、V4-Proで最大約12倍に達する。8月13日のDeepSeek-V4-Pro正式版公開時に予告されていた値上げが、2日後の8月16日に施行された形だ。以下はすべてDeepSeek公式のチェンジログと公式料金表(改定後の現行版、および改定前の保存版)に基づく数値である。

新料金体系 — ピークはオフピークの2倍

新料金は1Mトークンあたりの単価で示され、ピーク時間帯(01:00〜04:00・06:00〜10:00 UTC)はオフピークのちょうど2倍になる。日本時間ではピークは10:00〜13:00と15:00〜19:00に相当し、それ以外はオフピークとなる。

  • deepseek-v4-flash(現行バージョン: V4-Flash-0731)
    • 入力(キャッシュヒット): オフピーク $0.007 / ピーク $0.014
    • 入力(キャッシュミス): オフピーク $0.22 / ピーク $0.44
    • 出力: オフピーク $0.66 / ピーク $1.32
  • deepseek-v4-pro(現行バージョン: V4-Pro-0813)
    • 入力(キャッシュヒット): オフピーク $0.022 / ピーク $0.044
    • 入力(キャッシュミス): オフピーク $0.66 / ピーク $1.32
    • 出力: オフピーク $1.98 / ピーク $3.96
  • APIの呼び出し方法・モデル名(deepseek-v4-flash / deepseek-v4-pro)は変更されず、併行数上限(フラッシュ2,500 / プロ500)も据え置き

改定前との比較 — ピーク時は大幅な値上げ

改定前の公式料金表(2026年8月上旬時点の保存版)と新料金を比較すると、ピーク時の上昇幅が大きい。いずれも1Mトークンあたり。

  • V4-Flash: 入力(キャッシュヒット) $0.0028 → $0.014(約5倍)。入力(キャッシュミス) $0.14 → $0.44(約3.1倍)。出力 $0.28 → $1.32(約4.7倍)
  • V4-Pro: 入力(キャッシュヒット) $0.003625 → $0.044(約12.1倍)。入力(キャッシュミス) $0.435 → $1.32(約3.0倍)。出力 $0.87 → $3.96(約4.6倍)
  • オフピーク料金も改定前より高い(V4-Proのキャッシュヒットで約6倍、他は約1.5〜2.5倍)。ただしピーク料金の半額に抑えられている
  • 改定前の料金表には「近い将来にAPI料金を大幅に引き上げる計画がある」という予告が掲載されており、今回の改定はその実行にあたる

影響と読み方

  • コンテキストキャッシュの位置づけが変わる: キャッシュヒット料金の上昇率が最も大きく、大量のプロンプトを繰り返し送る利用では、キャッシュの恩恵とピーク時間の回避をあわせて設計する必要が出てきた
  • バッチ処理の時間帯シフトがコストに直結: 夜間・早朝(オフピーク)に処理を回せば単価が半減するため、バッチ型ワークロードのスケジュール最適化が従来より重要になる
  • 対象はAPIのみで、App/Webのモデル提供には言及がない。公式チェンジログではV4-Flash-0731が2026年7月31日、V4-Pro-0813が8月13日にそれぞれ正式版となっており、今回の料金改定はこのV4世代の正式リリースに合わせて実施された

出典