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アリババ、2.4Tパラメータ「Qwen3.8-Max」を初のオープンウェイト公開 — 独自ライセンスを新設
総パラメータ2.4T・アクティブ95BのMax級モデルをHugging Faceで公開。商用利用を広く認める一方、大規模なMAAS/AIワークアシスタント事業には追加ライセンスを求める新方式。
Qwenチームは2026年8月12日、総パラメータ2.4T・アクティブ95Bの「Qwen3.8-2.4T-A95B」の重みをHugging Faceで公開した。Qwen-Max級モデルとしては初のオープンウェイト公開となる。従来のQwenオープンモデルが多く採用してきたApache 2.0ではなく、新設の「qwen3.8-max」ライセンスを適用している点も特徴だ。
初のMax級オープンウェイト
モデルカードには「Qwen3.8は初めてQwen-Max級モデルをオープンリリースする」と明記されている。Qwen3.5のアーキテクチャを基盤に、コーディング・専門業務・研究・長期エージェントタスクを強化したとしている。
- 総パラメータ2.4T、アクティブ95BのMoE(512エキスパート、10ルーテッド+1共有)
- ネイティブのコンテキスト長は262,144、最大1,010,000まで拡張可能
- Gated DeltaNetとGated Attentionを組み合わせたハイブリッド構成(92層)
- vLLM/SGLang/TokenSpeedに対応
- 公開直後の時点でダウンロード1,012、いいね712(Hugging Face API・2026-08-14確認)
API版との差分(テキスト専用・思考必須)
オープンウェイト版は、公式のQwen3.8-Max(Qwen CloudのAPI版)とは機能が異なる点に注意が必要だ。モデルカードでは、オープンウェイト版は「テキスト専用で、すべての対話で思考モードが必須。マルチモーダル入力は非対応で、思考を無効化できない」としている。
- オープンウェイト版: テキスト専用・思考必須・マルチモーダル非対応
- API版(Qwen3.8-Max): 画像入力、非思考モード、1Mコンテキスト既定、組み込みツールに対応
- 推論量は reasoning_effort で「xhigh(既定)/medium/low」の3段階から選択
新ライセンス「qwen3.8-max」の条件
ライセンス本文はMITに近い許諾で、利用・改変・再配布・販売・ホスティング・ファインチューニングを広く認める。一方で、大規模な商用展開に対しては2つの条件を加えている。
- MAU1億超、または月間収益2,000万ドル超の商用製品・サービスでは、UI上にモデル名を明示する必要がある
- MAAS(Model as a Service)またはAIワークアシスタント事業を行い、12ヶ月の収益が5,000万ドルを超える場合は、商用利用に先立って別途ライセンスの取得が必要
- 第三者に公開しない内部利用は、この追加ライセンスの対象外
- 「AIワークアシスタント」は、AI支援コーディング/オフィス生産性を主目的とする製品を指し、単一用途ツールや他領域のアシスタントは含まないと定義される
出典: Hugging Faceモデルカード「Qwen/Qwen3.8-2.4T-A95B」、同リポジトリ「LICENSE」、Qwenブログ(いずれも2026-08-14確認)。